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 人は死に際に、一生のうちに
 体験したことを思い出してい
 くらしい。


 あれから数日後。
 いざやに嫉妬していた俺は、
 見えない筈の目が見えるよう
 になった。

 ああ、俺、死ぬのか。

 漫画やアニメなどで、死に際
 に主人公が発揮する奇跡の力
 を思いだし、あれは本当にあ
 るものなのかと思わず苦笑い
 した俺は、自分のベッドにか
 かったプレートを見て、思わ
 ず目を見開いた。

 そこには"折原臨也"と 書か
 れていた。






 ああ、そうか。


 "いざや"って、俺だったんだ
 ね。


 あなたをシズちゃんと呼び、
 何度もシズちゃんに名前を呼
 ばれたのは、俺だったをだね



 プレートの名前をとらえた瞳
 は、徐々に閉じられていく。



 あなたの声を、表情を、心を
 、目をおぼえていたかった。


 俺の脳裏に、街中でケンカを
 しあうバーテン服の男と俺が
 うつる。

 笑った顔が大好きだった。会
 うたびに話せて幸せだった。


 病気の俺を心配してくれて嬉
 しかった。





 シズちゃん、ありがとう。
 一瞬でもシズちゃんを忘れた
 俺を、どうか許さないでほし
 い。生まれ変われたら、また
 、ケンカしようね、





 「臨也」



 俺を呼ぶ声がする。

 臨也の頬を静かに涙が伝う。





 鮮やかな記憶は、
 忘れられることのない。



 走馬灯






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 死ネタです!全く意味がわか
 らない文になってしまった←



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