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へいわじましずおは、いざや
という人の話をしてくれた。
その人物は、どうやらしずお
の友人らしい。俺は退屈な入
院生活の中、その話を聞くの
が楽しくて、でも段々その声
も聞こえなくなった。
「臨也はな**の***シズ
ちゃ**て呼んで*れ……」
聞こえない聞こえない聞こえ
ない聞こえない聞こえない聞
こえない聞こえない聞こえな
い。でもなんとなく解る。し
ずおは、いざやという人が大
好きだったんだなと。
とうとう、俺は寝たきりにな
ったらしい。もうそろそろ死
ぬのかと思うけど、俺は何で
死ぬんだろう?全く思い出せ
ない。
ほとんど真っ黒な視界の中で
、しずお……?だったと思う
、その男が誰かの名前を呼ん
でいる。誰の名前を呼んでい
る?
俺は誰?
「い……や………いざ………
や」
ああ、またいざやか。
いいな、そのいざやっていう
人は、こんなにしずおに愛さ
れて、名前を呼んでもらえて
いる。
いざやが羨ましい。
病室の中で死を待つ俺は、い
つからか、いざやに嫉妬する
ようになっていた。
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なんか*ってエロくないか!?