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□苺ポッキー
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 いつものように、臨也が静雄
 の家にいる時だった。ソファ
 に座る静雄にのっかり、臨也
 はぴたっと寄り添っている。
 そんな恋人同士らしいやりと
 りをしていたが、静雄がふと
 、なにかを思い付いたように
 立ち上がった。


 「どうしたのシズちゃん?」


 「ちょっと待ってろ」

 名残惜しそうに服の裾を引っ
 張っていた臨也の腕が離され
 る。

 そして静雄は、棚から苺ポッ
 キーを持ってきた。

 「なにそれ?ポッキー?」

 静雄は無言で頷き、袋をあけ
 てピンク色のポッキーを食べ
 はじめた。

 「シズちゃん」

 「ん?」

 「ポッキーおいしい?」

 「ん……」

 「苺すきなの?」

 「ん……」

 「ねえシズちゃん」

 「ん……」

 「ねえ聞いてる??」

 「ん……」

 「ねえってば!!」


 臨也は適当な返事ばかり繰り
 返す静雄に愛想をつかし、静
 雄の手から苺ポッキーをやや
 強引に引き抜いた。


 「なんで取んだよ?!」

 「〜〜〜〜!!」

 「な、なに泣いてんだよ」

 静雄がポッキーを取られた事
 に少し苛立ちながら臨也の顔
 を除き混むと、臨也はぷるぷ
 る震えながら泣いていた。

 「おい!臨也!どうしたんだ
 よ!?」

 「だって……ぅっ…シズちゃ
 ん、ひくっ……俺の話きいて
 くれない……」


 「わ、悪かったって!苺ポッ
 キーうまかったから……」

 「……どうせシズちゃんは俺
 なんかよりポッキーの方がい
 いんでしょ」

 「よくねえよ!臨也の方が好
 きに決まってんだろ!」

 「ほんとに?」

 「当たり前だ!お、俺は…そ
 の…臨也のこと大好きだ」

 「シズちゃん大好き!」

 「な、抱きつくな!!」




 苺ポッキー






 ‐‐‐

 バカップル静臨で、嫉妬しち
 ゃう臨也さんです

 てかキャラ崩壊しすぎてます

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