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□ぽわぽわ佐藤くん
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 「さ、さささ、佐藤くん!?」


 「そうまあ………」


 まったく意味がわからない!

 今日は打ち上げがあって、ワ
 グナリアのみんなで飲んだり
 食べたり飲んだりした。重要
 だからもう一回言うね、飲ん
 だりした。はいここ重要。


 はじめは良かったんだけど、
 轟さんが店長といちゃいちゃ
 し始まった途端、佐藤くんは
 その場にあったお酒全てを飲
 み干し、またお酒を注文して
 飲み干すの繰り返し。5回目
 の注文のときにこれは流石に
 まずいと、轟さんが止めに入
 ったら、急に冷めたように、
 「もう帰る」と言って店を出て
 しまった。帰るにも、ふらふ
 らの佐藤くんが車を運転出来
 るわけもなく、何故か俺が送
 って行くことになってしまっ
 たのだ。……まあそこまでは
 よかったんだけどね。


 「ほら佐藤くん、家ついたよ
 ?……おーい」

 ぽわぽわ佐藤くんを頑張って
 車からおろして、彼のバッグ
 やらなにやらあさって鍵を見
 つけ、家に入った。ら。

 「佐藤くん、大丈夫?!俺轟
 さんじゃないけど!抱きつか
 ないでよ!」

 「そうまー、そうまー」


 こいつ駄目だ酔いすぎておか
 しくなってる!


 「ほら!とりあえず座って、
 俺帰るから!」

 これから佐藤くんの愚痴に付
 き合わされるかもしれないし
 、また殴られたりするのも嫌
 だし、俺はとっとと帰ること
 にした。うん、明日休み出し
 どうにかなるよ!


 「そうまあ……」

 え、何か服の裾引っ張られて
 る。


 「帰んなよ、」

 「何!?俺佐藤くんになにか
 したっけ?!なんでそんなに
 泣いてるの!?」

 ぽわぽわ佐藤くんはそのまま
 俺に抱きついて来た。


 何で!?何で!?


 「そうま、ヤらせろ」

 「ええ!?ちょ、いくら酔っ
 てるからって何言ってるの!?
 佐藤く、!?」

 佐藤くんが俺にキスをした。

 「ふ、…ん!っ、ん」

 どんなに背中を叩いても、じ
 たばたしても、佐藤くんはび
 くともしない。

 舌が絡まって、佐藤くんの吐
 息と俺の吐息が重なってる。

 腰が震えて、俺はその場で崩
 れた。


 っていうかいつの間にか服の
 中に手入ってるし。

 「ひぁ、っ、さとう、くん、
 どこ触ってる、の、?!」

 ぽわぽわ佐藤くんはぽわぽわ
 しながら俺の乳首を触り始め
 た。男のひとに触られたこと
 なんてないし、っていうか女
 のひとにも無いけどね。

 「ん…、っ、さとうくん!」

 何か気持ちよくなってきたし
 よくわかんないけど涙出てき
 た。

 「さとうく、やめて、っ」

 「やめねえ…、そうま」

 ぽわぽわ佐藤くんは俺のズボ
 ンを脱がし初めて、俺がわめ
 いているうちに下着まで脱が
 しはじめた。


 「や、見ないで…、さとうく
 ん、」

 「そうま、可愛い…」

 こいつさらっと何言ってんだ
 !?

 「ひぁ、あ、やだ、触んない
 で、やら…っ」

 佐藤くんは俺のものを触り、
 上下に扱い始めた。その間に
 またキスされて、何だか俺ま
 でよってるような気分になっ
 てきた。

 「ん、ぁあ、!?っ、ひぅ…」

 後孔に冷たいローションみた
 いなのを垂らされて、ぐっと
 指が入ってきた。痛くて痛く
 て、涙は止むどころかぼろぼ
 ろ溢れる。

 「やだ、佐藤く、ぁ、抜いて
 よ、ぉっ、ひぁ、っ」

 前立腺を触られて、びくっと
 体が跳ねた。熱くて熱くて、
 酒の匂いに混じって佐藤くん
 の匂いがした。指の数が増え
 て、ばらばらと中で動かされ
 た。


 「っあ、やら、ひぁ、ん!出
 ちゃうよ、やだ、あ、あぁぁ
 あ、」

 そのまま佐藤くんの手の中で
 射精して、くたりと横たわる
 。佐藤くんは、横たわった俺
 の足を開いて、慣らしていた
 後孔に自身をあてがい、ゆっ
 くりと挿入しはじめた。

 「ん、あ、っひぅ、…あつい
 よ、んあ、」

 佐藤くんのが全部入って、佐
 藤が俺の頭を撫でた。もう完
 全に酔ってしまった俺は、佐
 藤くんに撫でられてうれしい
 と思った。


 「うご、くぞ、」

 「え、動くって、…?っあ、
 やらっ、ぁ、あ、ひぁ!?」

 皮膚がぶつかる音が聞こえる
 。だらしない声しか出なくて
 、恥ずかしくて。たぶん俺は
 耳まで真っ赤だ。佐藤くんが
 動く度に頭がちかちかして、
 意識が飛びそうになる。

 ぎりぎりのところまで引き抜
 いて、また奥まで挿入する。

 「あぁ、あっ、イく、出ちゃ
 、あぁあっ、」

 俺が達したのと同時に、佐藤
 くんも俺の中で吐き出した。

 あたたかくて、二人でくたり
 と横たわる。今気づいたけど
 、ここはベッドでもソファで
 もなく、床だった。

 「背中、いた、いよ…」

 腰も痛いし背中も痛いしお腹
 の中も気持ち悪い。佐藤くん
 は俺の背中をさわりながら、
 だいじょうぶかと言った。

 「うん、あの、さ…」

 「なんだ、?」

 「ええっと……」

 ぽわぽわ佐藤くんが不思議そ
 うに俺を見る。どうしようす
 ごい恥ずかしい。

 「あの、…えっと、これ、ど
 うしたらいいの…?」

 俺がお腹を指差すと、佐藤く
 んは真っ赤になった。あれ?
 何か聞いちゃ駄目だった…?

 「…掻き出すしかねえだろ」

 「え…………」

 えええええええ!?何それ意
 味がわからない!!!!!!

 「ど、どうやって、やるの…
 ?まさかそのまま指で掻き出
 すんじゃない、よね…?」

 佐藤くんはもっと真っ赤にな
 った。何か俺まで恥ずかしく
 なってきたじゃんかあ!

 「こっちこい、」

 「え、あ、うん…?」

 佐藤くんは俺をうつ伏せにさ
 せて、後孔に指を入れてかき
 だしはじめた。

 「え、ぁっ、恥ずかしいよっ
 、やだ、やだやだぁ、っ」

 顔を必死に隠して、声を上げ
 ないようにする。まさかこん
 な風に後処理をするなんて知
 らないよ!聞くんじゃなかっ
 た。

 「っ、……、っ〜〜〜!」
 恥ずかしくて死にそうで、っ
 ていうか死にたい!恥ずかし
 い。佐藤くんって酔っぱらう
 と男の人が好きになるの?そ
 れともたまたま俺がいたから
 なのかなあ?

 そう思うと、何故か悲しくな
 った。たまたまじゃなくて、
 俺だからこうしてほしかった
 。………あれ?

 「俺、さとうくんのこと、好
 き……?」

 「!?」


 あ!?喋ってた!?え、まっ
 て止めて、ストップ。

 佐藤くんの手が止まってる。


 耳が熱いのが自分でもわかる
 。やっちゃった…。

 「さ、さとうくん、今のは気
 にしないで…!!!!」
 「…そうまああああ!」

 「え゙!?」

 佐藤くんはそのまま俺をぎゅ
 うっと抱き締めて、そのまま






 寝た。


 「佐藤くん!!起きて!!」


 起きねえええええ!!


 でもこれ以上見られても恥ず
 かしかったし寝てくれてよか
 った。明日佐藤くんの記憶飛
 んでるといいなあ。





 *************

 翌日

 「おはよう佐藤くん、昨日の
 ことなんだけど…」


 「………」

 超赤くなってる!

 ……やっぱり覚えてたんだ。






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 やまなし
 おちなし
 いみなし!

 初さとそまです恐れ入る…!
 このあとの話は、書けたらい
 つかかくかな………?

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