その他アニメ・マンガ部屋

□香水
2ページ/5ページ

「茉鴉夢の所にでも行ってやれ」
「そうだな。心配だし」

決まると早い。
知佳は茉鴉夢の家に走って行った。

「茉鴉夢の事となると早いなー」

思徒は1人知佳に感心していた。

茉鴉夢宅に着く。

「おーい!いねぇか?!」

がちゃりと扉が開く。

「…知佳。インターホン押すかノックしてくれれば出るから」
「わりぃわりぃ」

仕方ないのでとにかく家へ。

「で…何?」
「いや、気分悪いつったから大丈夫かと思ってよ」

知佳は出されたお茶を飲みつつ言う。

「大丈夫」
「なら良いけどよー」

ふと、知佳は棚に置かれた中身のない小さな瓶に目がいった。

「あれ…香水の瓶?」
「そうだよ」
「あぁ、だからか。お前が最近香水つけてねぇのって」

その言葉に茉鴉夢は驚いた。
あまり匂いがきつくならないようにと気付かれない程度の量しかつけていなかったから。

「気付いてたの?」
「あぁ」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ