その他アニメ・マンガ部屋

□香水
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茉鴉夢が知佳、思徒と街を歩いていた時だった。
知佳の隣を女の子が通り過ぎた。

「今の女良い匂いだったな」
「何かの香水でもつけてるんだろう」
「香水つけてる女って良いよなー」

ずきん、と胸に小さな痛みが走る。

「あ…気分悪くなったから先帰るね」
「大丈夫か?送ってくぜ?」

知佳が目線を茉鴉夢の方に移す。

「大丈夫!じゃあね」

茉鴉夢は走って行った。

「鈍感」

思徒がぽつりと言う。

「はぁ?何だよ?」
「別に」

さっさと思徒は歩いて行く。

「おい!待てよ!」

慌てて思徒を追い掛けた。
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