相手自由部屋

□勉強
1ページ/5ページ

えどの家にまあむは苦手な教科を教わりに来ている。

「むー……」

只今まあむは問題と格闘中。
えどは頬杖をついてそれを面白そうに眺めている。
手には赤ペンが握られていた。

「分かった!」

ぱああと嬉しそうにまあむは答えを書き込んでそれを見せた。

だが。

「違う」

虚しく赤いバツが書かれた。

「はい、頑張って」

えどはにこりと笑う。

容赦ない励まし。
これ程までに嬉しくない頑張れがあっただろうか
そんなことを考えてしまう。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ