相手自由部屋
□年下彼氏
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「ま、半分住んでるようなもんじゃん。ほとんど俺のもの置いてあるし」
「まあね」
そう。
ほとんど泊まりに来てるから、荷物がどんどん増えてる。
最近じゃ、えどの部屋まで出来た。
「俺はまあむが好きだから嬉しい」
私の耳元で低く囁く。
「私もだけどね……?」
えどは実は裏表があったりする。
表は
「あおつき先輩」
とか明るくて可愛い声と表情。
でも裏になると
「まあむ」
って呼び捨て。
声も低くなって、表情も大人びてカッコイイわけで。
「先輩?」
また表に戻ったよこいつ。
「はあ……そろそろ教室戻ったら?」
「先輩とサボる」
「あのねえ」
「まつもと!お前、サボろうとしてるだろ!」
「せ、先生?何ですか?!」