い
□標的223
1ページ/5ページ
遂に始まったチョイスバトル。
まず、戦闘が起こったのはツナとトリカブトだった。
入江の指示通りに動いたツナは先制攻撃に成功し、トリカブトの後ろをとった。
「ツナ君!」
「はひっ、飛んでます!!」
グローブから放出される炎によって飛んでるツナに初めて見る京子とハルには驚く光景である。
そんな中、ツナはトリカブトの背中に攻撃をする。
そのトリカブトは殴り飛ばされ、ビルの窓にぶつかってしまう。
が、なぜか窓はもちろん、ビルが壊れないのである。
「雷面の高層ビルは雷属性の"硬化"の炎でコーティングされており」
「通常のビルの20倍以上の強度を誇っているのです」
そんなツナの考えを察知したのかツナの後ろに現れたチェルベッロがそう言う。
チェルベッロの話が本当ならば、そう簡単にビルは壊れないらしい。
「素朴の者よ」
「?」
するとズルズルと下に落ちていくトリカブトがツナに向かってそう言う。
不思議にトリカブトを見てるとマントが四方八方に飛び散っていく。
そしてそれは動物の形に変形していき、∞と表しながらその姿を見せる。
「ウミヘビだ!!」
モニターを見てバジルがそう叫ぶ。
その姿を見てウミヘビにしか見えないのだからそうなのだろう。
そんな声にハルに抱っこされてたランボが目を覚ます。
ランボが目を覚ましてモニターを見ると………
「ぐぴゃー!!!」
頭と背骨の一部しか残らないトリカブトが映っていた。
それを見てオバケだと思い、ランボ気絶してしまう。
.