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□標的203
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「バカなっ!!」
「くだらねェ三文トリックだ。タネはぜってーある」
天空嵐ライガーとなり、ベスターは2頭の巨雨象を咆哮だけで破壊してしまう。
それを見ていたオルゲルトとジルはそれぞれ違う反応をしていた。
そんな中、XANXUSはベスターを匣にしまったのである。
「次にこいつが開匣された時がてめーらの最後だ」
つまり、ベスターが開匣された後、ジルとオルゲルトの命はないという事。
そんな事を言われて驚かないのが逆に驚くだろう。
「だが死に様ぐらい選ばせてやる。
楽に死にたければ白蘭のカスをここに呼べ」
まるでその言い方は自分の方が立場が上だと聞えてくる。
えらく余裕があるXANXUSにジルやオルゲルトは正直焦っているようで。
しかしXANXUSはその中、匣をイスの腕を乗っける所に起き、目を瞑ったのである。
「おいおいおいおい。随分調子に乗ってんじゃん」
どうやらXANXUSはジルが白蘭を呼ぶのを待ってるらしい。
そんなXANXUSにジルはそう言うが、心中ではもっと見下していた。
余裕にしていて匣兵器を閉じたのが運のつきだと嘲笑っていた。
「よーく考えてみろ。
わざわざお前ごときに白蘭様がお動きになると思うのか?」
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