□標的202
1ページ/5ページ

巨雨象の大地の鉄槌を手を一切使わず憤怒の炎だけで倒したのである。


それには巨雨象の保持者でその場にいるオルゲルトは驚きを隠せない様子であった。




「バカな…巨雨象の動きの一切を封じるとは…」

「バカはお前だろ?オルゲルト」

「!?」

「巨雨象の動きを止めた犯人が他にいるのさ」




さっき見た攻撃に驚いているオルゲルトにジルはそう言う。

ジルにそう言われてオルゲルトは気付く。


巨雨象を止めたのはXANXUSではなく、匣兵器だという事を。


オルゲルトがそう言ってジルはあったり〜と言い、とある場所をさす。




「奴の背後の岩の陰にガラの悪い赤い眼球が見えんだろ?」




ジルの言う通り、XANXUSの後ろにある岩の陰から何かが2人を睨んでいた。


そしてその何かが2人の前へと姿を現した。


現わしたのは白いライオンの天空ライオン(レオネ・ディ・チエーリ)である。




「激レアの白い百獣の王か」

「その通りです。コピー不能と言われる大空のライオンシリーズ!!」




大空の波動を持つ者は少ない中でのXANXUSの匣兵器。


コピーができない上、ライオンシリーズの中でも激レアの匣兵器。


それを見てなぜかジルは感心していた。





.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ