SONG

□the world where I turn
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誰も居ない街
歩く音だけが
独りを伝えてるんだ
大切な物を失った事だけは
今は伝えないでくれ

壊れたビルの隙間から
零れる光を頼りにした
何も見えなくなって
零れた光すらも
もう拾えなくなるのか


夜になれば
同じ様に雲に隠れ
朝になれば
悲しみは照らされて


ここには何も無くて
ただ手を延ばしたんだ
触れられた懐かしさも
わからないまま
廻る世界
影も見えなくて
僕は独り空に手を延ばす
彼女が言ってた
言葉を思い出した
こんな時にふと
愛されなくていい
失う事の方が
怖くて辛いから


夜になれば
月明かりが足下を照らし朝になれば
光を失って


ここには何も無くて
ただ手を延ばしたんだ
延々と続く道を
どれだけ歩いたろう
わからなくなって
こんな世界
今すぐ嘘だと
言ってはくれないか

〔もうすぐ世界は
僕を忘れて
何もないただ長い道を
ひたすら歩いて〕

ここには何も無くて
ただ世界は廻るんだ
守ってきた物もほら
見えなくなった
ただそこに居るだけで
ただそこに在るだけで

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