blackbutler

□自分だけ…
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「坊っちゃん、アフタヌーンティーの用意ができました」

「嗚呼はいれ」

「失礼します、坊っちゃん顔が…赤いですよ?どうなさいましたか?」


「ッ!?どうもしない!!!」



必死の抵抗で声を荒げる


ばれたらまずいことになる


僕が男が好きだ


なんていう


趣味があるなんて…



ん…?


いやまだあるなんて決定されてないし



まだまだ平気だろう



「坊っちゃん?大丈夫です?根をつめすぎましたか、風邪でも引きましたか?」



スッと額に手を当てられて



ビクンと身体がはねた



カーッと身体が熱くなって


下半身が変な感覚に襲われた



「あ…」


「特に熱はないようですが…念のためで薬飲みますか?」


「いい、いつか治る…」


「無理なさらないでくださいね」



「わかっている」



嗚呼…


ヤバいぞ?


変に下半身が



どうすだコレ…



どうしよう…



ズボンの上からもわかってしまうくらいソコは膨らんでいた


(発情期か僕はッッ)



「本日の紅茶は―――…」



セバスチャンの紅茶の説明なんて頭にはいってこなかった



ただこれをどうするか


考えていた



セバスチャンを抱きたい



一瞬そう思ってしまった




「坊っちゃん?」



机にケーキを置き


戻そうとした腕をつかむ


「どうしました?」



微妙に屈み顔をのぞいてくるようなたいせい

になったセバスチャンにキスをする


「ッ?ぼ、坊っちゃん!?」



焦ったような顔をして



こちらを覗いてくる



「あの…だな」


「はい」


「お、おま…お前は僕のこと好きか?」


「え?まぁ好きですけど(主人として)」



「じゃぁ…まぁ嫌いな奴にやられるよりいいよな」



「すいません、まったく内容が読めないのですが」


「だから…だな」



「抱かしてくれと?」



「!?」


ニヤッと



笑みを浮かべこちらを見る



「内容が読めないんじゃなかったのか?」



「坊っちゃん…そんなに私の事すきなんですか?」


「何故そうな…」


「いいですよ?好きなようにしてみてください」


「え?」


それはセバスチャンの口から出ないと思っていた言葉だった
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