リクエスト小説
□君だけ
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「なぁ、総悟」
「なんですかィ、土方さん」
「俺達さ、本当に付き合ってるのか?」
煙草をふかす土方の顔が濁った。
「付き合ってますぜィ」
それは、ちょっぴり前に遡る。
土方がゆっくりと自室でお茶を飲んでいると
沖田が部屋に訪れた。
「土方さん」
「なんだ」
「俺、土方さんの事…すっ好き…でさァ…付き合ってくだせェ」
「あ?それマジか」
「嘘なんてつきやせん」
「いいぜ、俺も総悟が好きだ」
----…
こんなやりとりがあって
付き合うことになったのだが
それからというもの
全く普段と変わらなかった。
沖田も全くなついてこなかった。
だから、あんな質問をした。