blackbutler

□嵐の日に
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ザァザァ…

ヒュゥゥウゥウゥ…


雨と風の音が五月蠅い…


とても耳障り


「セバスチャン…五月蠅くて眠れない」


「そうですね…今夜はものすごい嵐ですね…」


僕はこの五月蠅さで眠れなく


横にはセバスチャンがいる。


嵐が怖い…というわけでわないからなッ!




「セバスチャン、嵐を止ませることはできないのか?」


「私に…ですか…わかりませんねぇ。仮にできたとしてもその事で全部の未来が変わってしまいますからねぇ…」


「知るか…どうせ僕の最期なんて決まっている」


フンッと鼻をならし



ベットでクルリと半回転をし

セバスチャンに背を向けるような体勢をとった




「そうですねぇ…でわ私が子守唄でも歌って差し上げましょうか?」


その言葉と聞くと

ガバリとベットから上半身を起こし青ざめた顔こちらを見てくる

「やめろ気持ち悪い!お前に子守歌を歌ってもらったことなんてないわ!」


「おや…そうですか残念ですねぇ」



どこがだ…



全く…



そろそろ寝たいのに


この五月蠅さで眠れない


おまけに風の強さが増し


窓をバンバンと叩く音が聞こえる



「あぁぁああッもぉッ」


布団と上からガバッと被り



真っ暗の中に1人いた


「どうしました坊っちゃん?」



「五月蠅いから…こうしとけば少しは」


「でわ、気を紛らわすこと…しますか?」

「なんだそれは」


すこし気になったため


布団から顔をだすと


ものすごい近くにセバスチャンの顔があり吃驚すると同時に顔が熱くなった


「こうゆうことです」


そう言うと


僕の唇にキスとした


「これが…気を紛らわすことか…?」


身体が急激に熱くなっていくのが良く解る



「いえ…これからが本番です。」


そういうと燕尾服のボタンを外し


白いシャツだけになったセバスチャンがベットの上に乗り上げてきた


「お前…まさか」


「その…まさかです」


おいおい…


なにをぬかして…


僕たちは男だろう…!?
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