短編

□きっと
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ここは…人間の理性を失った奴がくる収容所。


俺はその面会に来ていた


俺の愛していた人

俺の愛しい人の


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「海人-カイト-!?」


でかけていたのから帰ってくると


同居人の海人がただ部屋に立っていて

しかも変な笑い方をして部屋の中に立っていた



「いひっひひいひいいっひ」


不気味な笑い方


喉を引きつかせるかのような笑い方



俺はすぐ分かった


これは海人じゃない…と



「どうしたんだよッ」


近くによると海人の左手には


透明の小瓶が握られていた



「お前…ッ」


天井を仰ぎ海人はまた

不気味な笑いを洩らす。



「お前が…」


この町には言い伝えがある…


古くから伝わる



この町に住んでいる者は


この町に伝わるある病気に感染すると


町はずれの収容所に送られる


だが、その病気はかかる率は少なく


逆に感染してしまった方が珍しいと言っても過言でわない。


しかも感染した人は応急処置として海人が飲んでしまったあの恐ろしい薬を飲まなくてわならない…

だがその薬は、今の海人のようになってしまう

海人はまだ飲みたてだからそんなに酷い症状が出ていないが、平常心が保てなくなりいつしかわその薬に浸食され死んでしまう…

それがその病にかかった最期…




バタンッッ



海人が膝から崩れ落ち


床に倒れる

「どっ、どうしたんだよッ!?」


焦ってしまい


アタフタするだけの役立たずのようなポディションに今いる…


「そうだ、ベットに…」


病院に送ったりしたら



収容所いきになってしまうかもしれない…

いや…


もうあの薬をもらったというのでもうとっくにバレているのでわないか?


もうすぐ俺達はバラバラになってしまうのか…?
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