短編
□思いは
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君を初めて見たのは
入学式だった。
新しい制服い身を包み
緊張と嬉しさに心を震わせていた
浮かれすぎていて、周りが良く見えていたかった。
すると1人の人にぶつかってしまった
「ッすいません」
「いえいえ、こちらこそボーッとしていました」
(きれいな人だ…)
そこには
俺と同じ制服をまとい
ちょっと長い髪を揺らせ
こちらに微笑んでくる男子生徒だった
「あれ?君、僕と同じ制服きてるねッもしかして新入生かい?」
「はっはい」
「そっかー!僕もなんだよ」
同い年
またこちらに微笑んでくる
きれいで曇りもない
その笑顔
俺は一瞬にして
恋に落ちた