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□すべての出会い
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山本にしてみれば、
雲雀との出会いは応接室へと赴いたことだった。

「僕はそうじゃないけどね。」
「・・・へ?」
補習を受けている山本の目の前に
現れたのは、並中に君臨する風紀委員長、
雲雀恭弥。
「君を見つけたのは、応接室の事件より前だよ。」
「・・・じゃ、いつ見つけたんだ?」
山本のシャーペンを手で弄びながら雲雀はいう。
「応接室から見える、グラウンドで。
必死に走ってるとき、かな。」
くすり、と悪戯っぽく雲雀は笑った。

Fin

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