BLEACH-side story-#1(仮題)
□#5 Verso of absorb
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「夜一さん!!いたのかよ…」
振り向くとそこには夜一が立っていた。
「あれが現れたのがたまたま喜助のとこに向かうとこだったんでな、儂が喜助に連絡した。」
「大事なのは慌てない事っす、黒崎サン。だから解けるまではあいつと戦っていただけますか?」
一護はさっきより明るい顔をしていた。
「当たり前だ。受けてたつぜ」
浦原は微かに微笑み、巨大虚に向き直った。
「私はここを追放された身です。さっきこっちへ入る時、尸魂界は極度の混乱状態でした。だから私がこっちに来てることは公にはばれていないはずです。
…だから私がこっちに来てることは隠しておいて下さい。」
「あぁ、分かっ「一護ォォッ!!」
一護が驚いて後ろを振り向くと、ルキアと織姫が走ってきた。
「急に爆発したから何かと思ったら井上がお前の霊圧をそこから感じたって言うから急いで来たのだ!!大丈夫か?何があった?!」
「あぁ、大丈夫だ……」
一護がそう言って微かに笑ってみせた。
織姫は安心したらしくため息をついた。
「そうか…それなら良かっ………夜一殿?!こんな所で何をされて……って浦原?!」
ルキアが夜一の後ろに隠れるようにいた浦原を見つけると、瀞霊廷中に響き渡るくらいの大声で叫んだ。
「しぃーーッ!!声がでかいっすよ…」
「こんな所で何をやっておるのだ!!」
「……崩玉の件は……本当に申し訳ありませんでした。」
「もう…それはよいのだ。気にするな。……そんなことよりも何故こっちにいると聞いておるのだ!!」
「はぁ……これで三人っすね」
「一人にも見つからない自信があったのにのぉ……」
「だからって黒崎サンを助けない訳にはいかなかったっすからね」
「一護がやられてなければ見つかる事はなかったのにのぉ」
「そうっすね〜☆★」
「…そうやってわざと聞こえるように人の悪口言うのやめろ」
一護が横目で浦原と夜一を見ながら言った。
「……で、何でしたっけ」
「浦原ッ!!」
「しぃーーッ!!冗談っすよ覚えてますよ… どうして私がこっちに来たかっすよね。」
―突如現れた巨大虚。
その影には元十二番隊長及び元技術開発局長の浦原喜助がいた。
巨大虚を消す方法とは一体…―
*TO NEXT*