BLEACH-side story-#1(仮題)

□#4 It must not give way
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……ドッ!!

一護の周りに激しい霊圧の渦が巻き、一護を包み込んだ。

一護がその斬魄刀を振ると、渦が裂け卍解した一護の姿が現れた。

「………天鎖斬月」


―全身黒に包まれた卍解

そして漆黒の斬魄刀―

―天鎖斬月


黒く凄まじい霊圧が一護から激しく放たれている。



「……ったく、しょーがねぇ野郎だ…」

恋次は地面を蹴り、屋根に登った。

「…ここは任せたぜ…一護…!!」

恋次は虚の相手を一護に任せ、六番隊の元へと消えた。


「悪ぃな… 早くてめぇを倒さねぇと卯ノ花さんに見つかって怒られるからな…」


(もしも本当に巨大虚と同じ能力を持っているなら直接攻撃はできねぇ… 隙を狙って『アレ』を叩き込む…!!)


「…行くぜ…!!」

一護は地面を蹴ると一瞬にして姿を消し、凄まじい速さで虚の背後をとらえた。


月牙天衝!!


一護の斬道が黒い霊圧となって虚に飛んでいった。


…ドン!!


虚の姿が黒い霊圧に包まれ、見えなくなった。
煙が立ち込める。

「やったか……?」




……ゴオッ!!


激しい霊圧と共に煙が吹き飛び、そこには口に赤い光を溜めた虚の姿があった。


「……虚閃!?」


……カアッ!!


虚から虚閃が放たれ、その赤い光は一護の元へと突き進んでいった。


……ドォン!!



その時、赤く凄まじい光の柱が立ったのを見なかった死神は―


―おそらくいなかっただろう。



*TO NEXT*

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