BLEACH-side story-#1(仮題)

□#3 The ability of absorb
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巨大虚は今も尚大きな音をたてて静かにうごめいていた。
まるで、何かを待ち続けているかのように……


「おらぁ!野郎ども!死んでも更木隊の手柄にするぞ!!」
「オォーッ!!」

十一番隊のチンピラ軍隊が声をあげた。

剣八も瀞霊廷の連なる屋根に立ち、巨大虚を見上げていた。

「ヘッ、おもしれぇじゃんか…」
剣八が斬魄刀片手に笑みを浮かべていると…

「剣ちゃー――ん!!」

何かがまるで蝶のごとく羽織りをはためかせながら、剣八の上を飛んでいた。
…いや、飛んでいるというより

落ちてきた。

ドサッ

それは剣八の肩に綺麗に着地し
「剣ちゃん!このでっかいの斬るの??」
と、鼓膜が破れるくらいでかい声で叫んだ。

そう、それは十一番隊副隊長草鹿やちるであった。剣八の肩はやちるの特等席だ。
未だにやちるの実力は謎に包まれたままだが、時より見せる凄まじい霊圧からはその隠された実力の傍らが見えてくる。

「あぁ!少しは愉しませてくれればいいがな!」
「はいさッ!頑張れ剣ちゃん!」
やちるはコンパクトにくるくる回ると屋根に着地した。

剣八が巨大虚に向かって突っ込んでいった。

斬魄刀を巨大虚の仮面に振り下ろした…


が……
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