novel

□Under Ground〜序章〜
1ページ/3ページ

「・・・・・・」

カーテンの隙間から旭が入り込んでくる。まだ眠気が残っているものの、さっさと起きないと面倒な奴から怒鳴られることになってしまう。


そう思いつつも、寝がえりを打ってしまう、心地の良いベッドの弾力が皿に起きることを困難にさせる。


「……あー、まだ…てる…様ぁー…きて…さ〜い」


ガチャッとドアの開く音がし、続いてバタバタと歩く音、それに若くかわいらしい女の声が寝ぼけた頭に響く。


(面倒な奴が来たな…)


しかし、やはり布団にもぐる。


「もーうッ!!――様、早く起きないと旦那様にまた叱られますよ!!ほら、早く起きないと掃除の子も大変なんですからね!!」


声が近付いてき、足音がやむ。


(今だッ)


「それっ!!」

「えっ!?キャアアアッ!!」

布団がガバッと起き上がり、メイド服の女に覆いかぶさり、ベッドへと招き入れた。


「イヤ!?ち、ちょっと――様!!ダメですって…こんな…朝からぁ…」


「はっはっは、油断大敵だぞ?ミーナ。」

メイドの女はミーナと呼ばれ、ベッドの上でなまめかしい声をあげている。


若く美しい彼女の身体に朝は一層の興奮を覚える。


「あっ…ダメ…脱がせちゃ…んッ…!!」


モゾモゾとうごめく布団の中では、コトが行われ始めたのだった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ