短い小説
□拒絶
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もう肩を並べて歩けないと思った。
俺は土方さんの一歩後ろに、土方さんは眼光を光らせつつ、歩く。
土方さんの背中は大きくて、本当の兄みたいだと思った。
でもそれが許せない。もっと小さければいいのに。
相手は兄なのに対等でありたいと思っている自分は馬鹿みたいだ。
そう思うのに、やっぱり対等で居たい。隣を歩きたい。
惨めだった。
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