庭球

□夕焼け
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「あっ、梓先輩!」




朝の学校へ向かう途中後ろから聞きなれた声がした

後ろを振り向かなくてもすぐに誰だかわかる




「あ、リョーマ君、おはよ!」


「うぃ〜ス」




そっけない返事


だけど横について私の歩く早さに合わせてくれる


なんかそれが無性に嬉しくて


「へへへっ」




声に出して笑ってしまった




「先輩何笑ってんの?」


「ううん、なんでもないよ」

「だったらいいけど」




あはは…


変に思われたよね絶対


ああ…ショック…


とかなんとか考えてると




キっ―――――――!!!!!!!!!




いきなり間近でブレーキ音がした




「先輩危ないっ!!」


「へっ??」




 
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