BL-禁断-
□まるで海に溺れてる
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いつものように俺は跡部くんの家でくつろいでいる
隣にはもちろん跡部くん
俺はふと、跡部くんの瞳をじっと見つめる
その瞳は
とてもとても綺麗な青
まるでそれは真っ青な海よう
「アーン?何見てんだ?」
視線に気付いた跡部くんがこちらを向く
「ねぇねぇ、跡部くんの目って青いじゃん?やっぱり周りも青く見えるの?」
「…バカかテメェは。そんな訳ないだろ。だったらお前は周りが緑に見えるのか?」
「見えないなぁ…」
そう答えると、跡部くんは、「お前が見えないのに俺が青に見える訳ないだろ?」と呆れたように俺を見つめる
だけどね、跡部くん…
キミの目の中に映っている俺は、とっても青いんだよ―…?
《まるで海に溺れてる》
(キミの瞳に見つめられると、俺は溺れるんだ)
End