Novel.

□今日、貴方ガ墜チル日。
2ページ/5ページ



今日のおやつは、ぷっりっんー♪」

スキップしながら下校中の姫乃。
中学1年生にしてはふっくらした胸に、細い腰、丸みを帯びた尻。
ミルクのように白い肌の上に、通っている学校指定のセーラー服を身に付けてい
る。
もちろん、好きなものはプリン。


カサッ‥


スキップに合わせて揺れる短いスカートから、何かが落ちた。

「‥あれっ、これなんだぁ‥?
ぽっけから落ちたのかなぁ‥」

4つ折りにされた白い紙。
昼休みにトイレに行った時は、こんな紙はなかったはずだった。

「なになに、

‥今日、貴方ガ堕チル日‥

‥?
きゃははっ、どこにだろー♪」

開いた紙をまた折りたたみ、ポケットに入れた。
そして、再びスキップしながら母が待ってるであろう家に向かう。

「ぷりんっぷりんっ♪」

鍵をカバンから出して、ドアを開ける。

「たっだい‥ま‥‥?」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ