Novel.
□今日、貴方ガ墜チル日。
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今日のおやつは、ぷっりっんー♪」
スキップしながら下校中の姫乃。
中学1年生にしてはふっくらした胸に、細い腰、丸みを帯びた尻。
ミルクのように白い肌の上に、通っている学校指定のセーラー服を身に付けてい
る。
もちろん、好きなものはプリン。
カサッ‥
スキップに合わせて揺れる短いスカートから、何かが落ちた。
「‥あれっ、これなんだぁ‥?
ぽっけから落ちたのかなぁ‥」
4つ折りにされた白い紙。
昼休みにトイレに行った時は、こんな紙はなかったはずだった。
「なになに、
‥今日、貴方ガ堕チル日‥
‥?
きゃははっ、どこにだろー♪」
開いた紙をまた折りたたみ、ポケットに入れた。
そして、再びスキップしながら母が待ってるであろう家に向かう。
「ぷりんっぷりんっ♪」
鍵をカバンから出して、ドアを開ける。
「たっだい‥ま‥‥?」