BoOk

□sweetlove
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私の名前は藤坂 茜(ふじさか あかね)。中学2年生。皆からは陰気なキャラ、略してインキャって言われてる。唯一仲が良いのは、神無月 美里(かんなづき みさと)中間 唯音(なかま ゆいね)桐島栗乃(きりしま くりの)。
今日は私の嫌いな席替えがある。隣は決まって男子。男子は苦手。だってうっとうしいし・・・。
そして、隣に来たのは・・・池田 尚登(いけだ なおと)
クラスで人気?な奴。
「・・・なぁ」速攻で話しかけてきたし!「お前って藤坂、藤井?」ムカッ「藤坂ですっ!!!」これだけ言えば話しかけてこないでしょ!「・・・ぷっ」何故笑う(泣)「ちゃんと喋れるじゃん」・・・男子にそう言われたのは初めてだ「・・・話せるよ。それくらい」可愛くないな・・・私。それからもあいつはちょくちょく話しかけてくるようになった。テストの点の事、嫌いな人の事などなど・・・。

そんなある日。その日は国語のテストが返ってくる日だった。私は漢字に全くの自信が無かったから、100点は無理だろうと考えていた。が・・・
見事100点。しかも一人だけって言う・・・
「やったじゃん」池田君にそう言われた。
「…。ありがとう。」私には、これが精一杯だった。
池田君と話をしていると、心臓がぎゅぅってなる。病気かな?そんな事を考えていると、栗乃が来た。
「茜〜100点おめでと〜!!」
「うん!ありがと〜♪」
「ってなわけでぇ・・・見〜せ〜て!!」
うっ・・・来たか・・・。
「・・・。はい」
「やったぁ♪ありがとっ茜♪」

私はこの時、おもっていた事がある。
恋って・・・何だろう?って・・・
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