きっと、

□きっと君は、
1ページ/4ページ



「うわあぁああ!!!!」

ゾクリと背中が凍るような叫び声。
骸君の声だ、と分かると私は何の躊躇もなく扉を開いた。

瞬間、ドゴオッと凄まじい音が部屋一杯に響いた。


「!!」


骸君とツナが舞台に衝突した。
叫ぼうとしたけれど、あたしは何も出来なかった。

骸君は、穏やかな顔をしていた。


壁に刺さっていた槍のようなものが、ピシピシと音を立てたかと思うと砕け散ったのだった。

私にはそれが、全てが終わってしまったと告げているようでならなかった。



(凄く怖い、闇が迫ってくるように)


.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ