きっと、
□きっと君は、
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「うわあぁああ!!!!」
ゾクリと背中が凍るような叫び声。
骸君の声だ、と分かると私は何の躊躇もなく扉を開いた。
瞬間、ドゴオッと凄まじい音が部屋一杯に響いた。
「!!」
骸君とツナが舞台に衝突した。
叫ぼうとしたけれど、あたしは何も出来なかった。
骸君は、穏やかな顔をしていた。
壁に刺さっていた槍のようなものが、ピシピシと音を立てたかと思うと砕け散ったのだった。
私にはそれが、全てが終わってしまったと告げているようでならなかった。
(凄く怖い、闇が迫ってくるように)
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