きっと、

□きっと君は、
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ドキ、ドキ…。
一定のリズムであたしの鼓動はなっていた。
そして…骸君の鼓動も、ドキドキいっていた。

恥ずかしくて、嬉しくて…さらに目を堅く閉じる。

あたしの背中に回された骸君の腕が、さらに抱きしめる力を強めた。



―ああ、分かる…。貴方は……誠君だね。



なんとも言えない気持ちになって、無意識にあたしは骸君の背中にそっと手を回していた。
一瞬揺れた骸君の肩、でも

「…蒼葉…」

愛おしそうにあたしの名前を呼んでくれる骸君に、きゅうと胸がなった。


これが、夢じゃなかったら…どれだけいいんだろうね。


でも、分かった。






あたし、好きです。






誠君の姿じゃなくても…本当の姿でも、あたしは…



貴方が、好き。







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