Eternal night
□第28話
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私達は、ルーチェが少女の手を握っている光景を離れて見ていた。
こういうのは、女性の方が良いのでしょうか…とふと思った時、リボーンが方を叩いてきた。
「なぁ、」
リボーンの方を見てみると、こちらは見ておらず、じっと少女を見ていた。
真っ直ぐ、何かを探るように。
「…今…読心術、でも使ってるのですか?」
「まぁな、でも、…なんつーか分っかんねぇ…」
「…」
私は読心術があまり好きではなかった。
光の心の中を見てみたいと思ったことは何度かあっても、そんな、勇気はなかった。
知られたくないことくらい、誰にだってある。
誰だって自分の心を読まれるのは少しと言わず抵抗がある。
「…光、かもしんねぇなぁ」
「何故です」
「よく分かんねぇけど、闇…っつーか深い漆黒が見える」
言葉ではなくイメージを捕らえたリボーンは、考え込むようにしてそう言った。
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