book11


□傍にいるから
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注意:アニメ前提話です。
軽い妄想に近いのであしからず。

では↓


















きっと…
これで最後になるだろうと



薄々気がついていたんだ。
それでも…気付かれないように気付かれないように…。




本来なら自分の時間はあの事故で止まったはずだった…。
兄貴が…兄ちゃんが…隣にいてほしいと願うまでは…。
それが、別に悪いなんて思わない
寧ろ嬉しいと感じていたのは事実で。
少しでも支えになればなんて心の何処かで思っていたのに…
何時からだろうか?

初めは強くなりたいと…そう思ったのは。
それが兄貴を壊していくきっかけになろうなんて
その時は全然気にしなかった、気付かなかった。
そんな壊れていく中で自分の意志だけ暴走して、何時しか自分自身崩れていったんだ。



お互いを必要としてお互いを壊して




それでも、兄貴は戦おうとして…
それなのに、俺は何も出来ないで…
ただ、そのおかげで…見えないものが見えて来たんだ。

あぁ…一人じゃないんだな…。
こんな良い奴らが周りにいるんだから
俺がいなくても平気だよ。

だから…俺は元の時間に戻るから。
居なくなるんじゃなくて戻るだけで






ずっと兄貴の傍に居るからな。










(だから。ごめん………晴矢……ありがとな)












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