蒼い少女紅い林檎

□ロミオ
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「お、おう蒼樹嬢めずらしいな、、そっちから」
−ふふふ
「なんだよ!クソ忙しいのに、ワケわかんねー電話すんな!」
−聞きましたよ、、噂
「んア?誰の噂!?」
−福田さんのですフフ
「!?」
−ロミオですって。フフ、お似合いになりませんよ!レオ様のつもりですか、、
「な、なんだよ!」
−今まで散々人の事バカにして、、成育歴が彼氏いない歴とか、、
ご自分だって、、
「うるせーよ!少年漫画のヤンキーには普通彼女なんていねーんだよ!あんただって、ただの漫画バカだろ!」
−そんなことで恋愛漫画で私にすら勝てるワケがないじゃないですか
「言ったな!このヤロー」
−またまた、汚い言葉を使って、、とにかく福田さんには沢山お世話になりました
この感謝の気持ちは言葉では言い表せないくらいです
「お、おう」
−私が、下着の描き方の代わりに女の子の恋心を教えてさしあげましょうか?
「、、、、、、」
−(ホントにボンクラで漫画バカだこと、、)
「な、何か言ったか!」
−いえ、、
「、、、お願いします」
−はい。なんでもどうぞ
(改まって言われると照れるな、、、)
「蒼樹嬢、愛と誠、て読んだ?」
−読んだ事はありませんが、ウィキりました。大体知ってます
「、、、ああいうの、どーよ?愛ちゃん、の気持ち解る?」
−読んでないからわかりませんが、、不良とお嬢様の恋、お嬢様を助ける不良、、なんだか、福田さんが、私に、下着の描き方教えて下さったくだりにそっくりですね
「!!そ、そーだな!まんまだ!」
−もう、これだけ言えばおわかりになるでしょう?
「?なにが!よくわかんねーよ!」
−、、、よくわからないのは福田さんです!
「お互い様だろ!天然ボケが!」
−フフ、、福田さんも彼女いない歴が成育歴、、
「うるせー!!」
−似た者同士ですね
「うっっ、、、」
−まあ、いいです。いろいろ福田さんには教えていただきましたし、、この二年間、とても有意義で楽しかったです
「そ、そうだな」
−私達みたいなのを、友達以上恋人未満、ていうんでしょうか
「そ、そうかな」
−仲間、と書いて、ライバルですからね、、
「おう。がんばろうぜ!」
−はい、、、もしかして、青空にいる青い鳥に気付かないのって、福田さんと私かもしれませんよ
「はあ?」
−、、、福田さん、青葉の最終稿送りますね
「おう」



漫画バカな福田先生。
でも、とりあえず広島に妻子説(笑)はなくなった。ほんっとーに、どーしよーもない二人ですね!
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