兎に角叫んで逃げるんだ

□馬鹿は死んでも
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万事屋銀ちゃん、のふざけた看板の文字に思わず笑ってしまった。え…これ店名?

というか何でも屋さんで不景気のご時世大丈夫なの?需要あるの?と心配山積みだが取り敢えず自宅兼仕事場らしいお店にお邪魔する事にしたのだった。


「お茶です」

「ども」


万事屋の中の、ソファに座らされて
涙歌よりも年下の男の子…新八くんがお盆で運んできたお茶を差し出してくれた。

凄くアットホームな感じ。


「新八くんは、住み込み?」

「違うアルヨ。ぱっつぁんは姉貴んとこから毎朝出勤してくるシスコン野郎ネ」

「おい神楽ちゃんんん!一言余計だわァァ!確かにシスコンだけど!姉上想いだけど!」


新八くんに質問したつもりだったのに即答したのは神楽ちゃんだった。声を張り上げて盛大につっこむ新八を尻目に鼻をほじりながら涼しい顔をしてる。


そんな様子を涙歌の隣から見てた銀ちゃんが急に立ち上がって新八くんを指差して叫ぶ


「マザコンだのシスコンだの、いい加減身内離れしろっつーのダメガネ。そんなんだからいつまで経っても新八なんだよ、新一になれねーんだよ」

「いやいや新八コレ名前だから」


なんか、…これ
私が介入する隙が無いんだけれども

さっきから私のセリフ全くないよ!
完全に背景扱いされてない…!?

ころころと話が展開してく中、一人取り残されてるような気がして…寂しいね、うん。
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