スマッシュブラザース

□ネスとリュカの自由研究
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事のはじまりはターマスからの一本の電話だった。
「ということですから、よろしくお願いしますね。」
「え?は?ちょっと待って!!何がと、いうことでっ…って、切られた。」
ネスは忌々しげに電話を見た。もとはといえば、ルイージが出た電話だった。それを何故か呼ばれてかわってみれば、毎度の如く、ターマスは一方的にしゃべり、切ってしまった。ネスはイライラと受話器を置いた。
「…ネ、ネス…。どうしたの……?」
一緒にいたリュカが心配そうに聞いた。ネスは未だに気が収まらないようで、そっけなく答えた。
「うちから夏休みの宿題が送られてきたんだって。リュカの分も。」
「え゛………。」
最後に付け加えられた一言によって、リュカは絶句した。



「で、問題は何するか、だよね。」
幾分落ち着いた二人は自分たちの宿題を確認した。すると、自由研究が含まれていたことが分かった。この際だから共同で研究しようと、上記のセリフに至る。
「あ、これは?動物達に話してもらうの。どう思ってるか、とか。」
リュカは目を輝かせている。一方ネスは冷静だった。
「それってあり?ぼくとしても興味津々なんだけど。」
だが、リュカも引き下がらない。
「だ、だって…ぼくらがPSI使えるのは、」
「周知のことだったね。よし、それ採用!!早速行こう!」
二人は外へ飛び出した。


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