番外編

□拍手おまけ編。
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第三夜その後。



さて、どうしようか。

可愛い可愛い枢のお願いだし聞いてあげてもいいんだけど・・・でも、ファーストキスは好きな人とっていう前世からの乙女の夢もあるし・・・。


「あぅう、まんまぁっ」

そう悩んでる間にお腹を空かせた枢がぐずりだした。
どうしたもんか・・・あ、そうだ。

「かなめ、ちゅーでもいいけど、さっきかなめが大嫌いなにんじんさんを食べたばかりだからちゅーするとにんじんさんの味がするけどいい?」

「ふにゃ・・・にんにんやぁっ」

「じゃ、残念だけどほっぺで我慢してね」

「あぃ!」


よほどお腹が空いてたのか、枢は元気よく返事をするとすぐにほっぺに吸い付いてきた。




お腹が満たされてうとうとしている枢を抱き締めながら、当分これでいけるな、と一人内心ガッツポーズを決めていたことは私しか知らないのである。
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