。トリップ

□補足とあとがき
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『二日目』
…土手、田舎、風景


こっちに滞在することになったてんぱいですが、その着替えをどうするか。お金をどうするか。小さな問題が発生しました。
でもこれはトリップ。きっと二次元の力でなんとかなるはず。と、服問題はあえてスルーしました。
芋が先輩に似合う服を持っているとは思えませんし、第二の芋のような服を着たてんぱいは私が見たくありませんでした(笑)
他の方の元に行ったメンズが色々と服に関して話しているのを見て楽しませて頂きました。ありがとうございます。


私の知っている神様はあくまで人の形をなさっているので、手は十本もありません。


そこらのおばちゃんですら「井戸端会議が趣味のご婦人」と言うように、先輩はモモコ以外の人を悪く言ったりはしていません。
見ず知らずの人を悪く言わない代わりに、見知った人にだけ軽口を叩く。そんなイメージです。


設楽家が財閥なのかどうか分からないですが、かっこいいので勝手にそうしました。


モモコは先輩の名前を、初回は本気で間違えました。セイイチ以後は、些細な反抗で故意に間違えています。
セイイチ→ソウジ→セイジロウ→セイザブロウ→セイシ……どんどん苦しくなりました。


二十三の先輩は……色気がものすごいことになっていると思います。


ご案内した土手は、私の家から徒歩五分の場所にある信濃川河川です。昔はじゃり道だったのがいつしか簡単なコンクリートの道に舗装されていました。
ですが2004年の中越地震でひび割れ隆起し、みっともない風になりまして。
数年前から大規模な道幅の増設と斜面の均しが行われ、今では小奇麗な土手になりました。
雑草が伸びるのを防ぐためか、斜面にはビニールがかぶせられています。



天気がよくないですがこんなです。


なんだか見た目的に整頓して寂しくなってしまいました。昔は雑草生え放題で、夜は虫の宝庫となる為恐ろしくて走れない程だったんですが。
けれど、道幅が広くなったのでのんびり歩くことができるようになりました。
毎年八月二、三日には花火大会が行われ、中州から花火が打ち上げられます。大きな尺玉を真上に望むことができ、毎年多くのお客さんがいらっしゃいます。
花火の音に合わせて家がびりびり揺れます。



長生(ちょうせい)橋を左から。
橋にも花火が括りつけられ、ナイアガラとして彩られます。


ぎゃーすか話す二人を書くのが楽しかったことを覚えています。





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