。トリップ

□補足とあとがき
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長丁場になるので、大まかな流れを書き殴って構成を練りました。
題して『設楽聖司さまとの一週間』。
一回目である一日目のところには、


『一日目』
…人物紹介とか世界紹介、フカヒレ


と書いてありました。



汚い(笑)


といっても、芋は農家の庶民。フカヒレをどうやって絡めたら……と早速考えました。
結局一日目には出す余裕がなかったので、二日目に持ち越しになりました。


最後で種明かしになりますが、一日目の冒頭文は全て理想のモモコです。
言い聞かせることで自分を再確認している、上辺だけの女の子です。
未来に漠然とした不安を抱きつつも、のんびりしたことへ目を逸らして問題に向き合おうとしない、逃げの姿勢のモモコでした。


季節の設定は春です。当初は最終更新日が三月末だったので、最終日に合うように春にしてあります。


ウオシチ、ハラキンは地元スーパーのもじりです。


ウメ姉は、モモコにとって最大のライバルでした。大好きで自慢の姉故に、どう抗っても勝てない絶対の存在。
血縁者にそんな完璧超人がいたら、自慢に思う反面負い目もあるのではないかと思いました。


作中に出てくる名字や名前は、ご近所さんやお知り合いの方のもじりです。


地元のお豆腐屋さんが毎週決まった曜日に車で地域販売をしているので、先輩には豆腐屋になってもらいました。いつも美味しいお豆腐をありがとうございます。
豆腐といえばマーボー豆腐。食べたいです。


当初は例えをことごとく農家になぞらえていました。のんびりした感じが出るかと思いました。


作中では先輩は一九歳設定。先輩をピアニストと言ってしまっていいのかと正直迷いました。
ですが「将来有望な一流音楽大の生徒だ」とかいうよりはかっこいいと思ったので、先を見越してピアニストになって頂きました。


ゲームをしながら、無意識に自分を投影していたモモコ。
現実の恋愛がゲームのようにうまくいかないことを知っているので、分かりやすい満たされる恋愛をしたいと思っています。
一日目では全てを否定してはいますが。


大和さんとあずさんに「あさやトリップはギャグできた」と言われて嬉しかったのを覚えています。


初っ端モモコと喧嘩した先輩は当たり前のように窓から出ていこうとしていますが、そこに二次元の扉はありません。
先輩の変な人っぷりを出す演出でした。
この時点で、頭に血が上っている先輩は本気でゲームの中に帰ろうと思っています。
ですが、上記の通り窓からは帰ることができません。
かっとなって窓から出て行こうとして、はたと「自分は何をしてるんだ」と気付きました。
自分で窓から出て行こうとして、その後「殺す気か」と言う矛盾は、単なる照れ隠しであるとかないとか。
本気でそこから帰れると思っているかもしれませんが、先輩は私の手に負えない高貴な方なので、その思考はよく分かりません。
……特に考えもなしに書いたところでした。


これといって可愛い感じも田舎っぽい親しみも感じられない新潟は長岡市の方言ですが、ご好評頂けたのが嬉しかったです。
実際がーがー汚いと言われる方言なんですが、汚くならない程度にモモコには散りばめてあります。


という感じで、他の参加者様より遅れてのスタートになりましたトリップ一回目。
毎回22時を目安に参加者揃って更新のお約束だったんですが、初回は本当に不安で恐れ多くて、一人パソコンの前でがくがくしていたのは内緒です(笑)




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