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□始まりの罪
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昔々、エルドの樹と呼ばれる森がありました。
その森に若いきこりの夫婦がすんでいました。
妻はある日、赤い果実を二つ
家に持ち帰りました。
夫は妻を咎めましたが、妻は大切そうに持っていました。
それから、数年
大事にしていた果実を手放すことになりました。
夫は辛い顔をしていましたが、妻はなんとも思っていないのか、ただ真っすぐ歩
き、果実を置きました。
それから、数日…
若いきこり夫婦は何物かに殺されました。
夫は撲殺
妻は暖炉に落とされたのか灰になっていました。
二人を殺害したものは何かを探していたのでしょうか?
灰の中を探した跡がありました。
それが何を意味しているのか…
今では誰もわからないことです。
ただ、わかることが一つ…
二人を殺害したのは
二人にとって親しい人でしょう…
だって、抵抗したあとが見つかりませんから…
あと、家は暖炉の火が移ったのか
それともだれかが火を放ったのか…
謎は深まる限りです。
私が何故夫婦の死に様を知っているか?ですか…
さぁ、なんででしょうかね?