竜星

□第九章
1ページ/17ページ






タクシーに乗って行こうとする豪炎寺



「すまん」



左足を包帯で巻いているのを見ると痛々しい




「気に済んなって!準決勝は俺達に任せておけ」



円堂の言葉に豪炎寺は微笑んで頷き、タクシーの中へ




『修也、早く治すんだよ』



安樹はタクシーが走っている時に呟いた



「準決勝は豪炎寺抜きかぁ」



ちょっと残念そうに言う円堂




「折角、すごいシュートを編み出したのになぁ「イナズマ一号だろ!」」




土門の言葉に付け足した円堂




『イナズマ一号なの?』




「うん!秘伝書に載ってたんだ、キーパーとFWの連携シュート」




円堂は秘伝書を見ている




「・・・祖父ちゃんも考えてたんだよ、同じ事!」




そして本を閉じた




「やっぱりスゲーぜ、祖父ちゃんは!」




《何か、守のお祖父さんに会ってみたいかも・・・》





「豪炎寺が居れば、準決勝でも使えたのになぁ」




半田が言った
皆は少し落ち込んだ




《修也、あんたは皆に愛されてるね》



安樹はもう少しで危ない世界?に行くような事を思った







次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ