竜星
□第九章
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タクシーに乗って行こうとする豪炎寺
「すまん」
左足を包帯で巻いているのを見ると痛々しい
「気に済んなって!準決勝は俺達に任せておけ」
円堂の言葉に豪炎寺は微笑んで頷き、タクシーの中へ
『修也、早く治すんだよ』
安樹はタクシーが走っている時に呟いた
「準決勝は豪炎寺抜きかぁ」
ちょっと残念そうに言う円堂
「折角、すごいシュートを編み出したのになぁ「イナズマ一号だろ!」」
土門の言葉に付け足した円堂
『イナズマ一号なの?』
「うん!秘伝書に載ってたんだ、キーパーとFWの連携シュート」
円堂は秘伝書を見ている
「・・・祖父ちゃんも考えてたんだよ、同じ事!」
そして本を閉じた
「やっぱりスゲーぜ、祖父ちゃんは!」
《何か、守のお祖父さんに会ってみたいかも・・・》
「豪炎寺が居れば、準決勝でも使えたのになぁ」
半田が言った
皆は少し落ち込んだ
《修也、あんたは皆に愛されてるね》
安樹はもう少しで危ない世界?に行くような事を思った
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