竜星
□第七章
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野生中との試合から、数日間
雷門中は河川敷で練習していた
橋の上には、沢山の人が居る
『おーい、遅れてごめん!』
階段をおりてくる安樹
「あっ、星野!」
円堂は気づき、手を振った
安樹も手を振った
「何か最近、ギャラリーが増えてないか?」
「そうでやんすね」
上から半田、栗松
円堂は皆のところへ駆け寄った
「どうしたどうした?動き止めるな」
「しかし、ついにできたのか?」
「『なにが?』」
ちなみに、円堂は何ができたのか、安樹は、何の話しているのか、という意味で言った
「俺達のファンだよ」
当たり前のように言う風丸
円堂は"ファン"という言葉に持っていたボールを落としそうになった
「「「ええぇぇ!」」」
《ファン?にしてもおかしい、何でカメラとかを持ってんだ?》
その場に居た者は驚いたが、安樹は考えていた
《まさかね・・・》
「ファン」
円堂は嬉し涙になっていた
「俺達に?」
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