竜星
□第二章
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「燃えてきたー!皆!一週間の成果をこいつらに見せつけてやろうぜ!!」
円堂は気合いを入れ、鬼道達を指した
「「ええぇぇ!」
宍戸と栗松が叫ぶ
「あの!ちょっとキャプテン!」
雷門イレブンの中でもデカい壁山
「何だ?」
円堂は壁山を見た
「俺・・・トイレ行って来るっす」
そして、壁山はトイレへと向かった
『何か一人減ったね』
「トイレじゃないのか?」
『多分ね』
《修也には黙ってたけど私、今、ユニフォーム着ているんだよね・・・》
今から数時間前──
「あの・・・安樹?」
『どーしたの?秋』
秋がユニフォームを持ってやって来た
「これ・・・」
秋は安樹に向かってユニフォームを差し出した
『これって、ユニフォームじゃん・・・』
「これ着てくれる?」
『えっ・・・』
「今日、試合なの・・・もし、出ることになったらと思って・・・お願い」
『・・・・・・わかった』
安樹はためらいながらも、ユニフォームを受けとった
そして、今に至る───
《この事は修也に内緒だけど・・・危機になったら出てもいいよね》
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