グレーテルの足跡
□60万HIT記念SS
2ページ/6ページ
俺のそんな些細な反応を見逃さなかった長瀬会長は
「もちろん一哉君は一緒にやってくれるよね?」
っとニッコリ笑いながら俺を見る。
「バーカ、一哉がお前にかまうわけな「いいですよ。」だろ」
「「「………………え」」」
俺の即答に茜先輩と誠也先輩、恭平先輩の言葉か被った。
「仕事も一段落つきましたし、いま暇ですし。」
俺が無表情でそう言っている中、みんなの頭の中は、
『一哉、チョコレートケーキが欲しいんだな……』
とシンクロしていた。
「フフフッ一哉君ならそう言ってくれると思ってたよ♪もちろん風紀委員さん達もするよね?」
長瀬会長のその言葉に茜達はぐっ……と唸ったが、ゲームは生徒会、風紀委員全員で始まった。
*****
「は?王様ゲーム?」
恭平先輩が長瀬会長を睨みながら口を開いた。
「そうそう、はい皆この棒引いてね〜♪」
恭平先輩の言葉を軽く流し、長瀬会長は俺達の前に棒を出す。
「王様ゲームに優勝とかないんじゃないか?」
昇先輩も首をかしげながら口を開く。
「細かいことは気にしないの!!だって
ゲームなんだから。」
.