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生徒会室――――






「あれ?和樹なんか機嫌良くない?」


先に食事を済ませ、生徒会室で書類を整理してた副会長補佐、犬山零次(イヌヤマレイジ)が声をかけた。




「え!わかります!?実はやっと一哉に会えたんです!!」

「ああ、例の幼なじみ?」






和樹がニコニコして言っているのを聞きながら、作業している手は休めない。






そんな零次の隣に来た人物、書記の綾瀬強司(アヤセツヨシ)は和樹を見て口を開いた。




「それより、和樹!仕事しろよ!!お前が途中でどっか行くから仕事が溜まってんだ!!」




「強司先輩・・そんなにイライラしてるから身長伸びないんですよ?」





本人が一番気にしていることを口にし、強司はさらに和樹に突っかかっていく。





「人が一番気にしてること言うんじゃねー!!だいたい、お前先輩に対して馴れ馴れしいんだよ!!先輩は敬えってんだ!!」





「え〜、強司先輩って先輩って感じがしないんですよね。一年しか違わないし、それに身長が159pですし?」





「お、ぉぉお前!!なんで俺の身長知ってやがる!!!」


「あ、当たってました?適当に言ったんですけど、」





しれっと言う和樹に強司は体をわなわな震わせている。


「和樹…ただじゃおかねぇー…」


「ちょ、強司落ち着けって!!和樹も挑発すんなよ。」


「離せ零次!!ああいう奴は一度殴ってる方がいいんだ!!」



「誰がそんなこと言ったんだよ!!うわー!!ストップストップ!!」


「!!!オイ零次、なに持ち上げてんだよ!!身長が高いからってお前も馬鹿にしてんのか!!」





強司が和樹に向っていく勢いが強すぎて、後ろから押さえていた零次は身長の低い強司を抱きかかえた。





「違うって!!もー、誰か助けてくださいよー!!」




そう言った零次の言葉に副会長が反応した。




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