グレーテルの足跡

120万HIT記念SS
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〜赤澤恭平編〜





「くそ……暑すぎだろっ!!!」







真夏の太陽がさんさんと照っているこの時期に外の見回りは堪える。








外にいるだけで汗が流れるというのに見回りなど言語道断だ。だが………









「今年の夏は特に暑いですね。夏バテしそうです。」








俺の隣を歩く一哉を見ると、この暑さも少しは和らぐ。




何故か一哉が自分も見回りをしてみたいと言いだしたのだ。
もちろん一哉はデスクワークをしてくれているから見回りなどしなくて良い訳だか、「やっぱり、一回はどこをどう回ってるか実際見た方が死角とかわかりやすいですし、今後の見回りのルート変更とかのために行ってみたいです。」と、譲らなかったので俺と一緒に見回りをしている。








「あぁ……一哉大丈夫か?すごい汗だぞ。」





隣の一哉を見たらなぜかもう汗だくになっていて顔色が悪い。







「ほんとに夏バテなんじゃねーか?」



「そう……ですかね?今まで夏バテしたことなかったんですけど、そう言えば最近食欲が………でも、チョコレートはちゃんと食べてますよ。」

















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