グレーテルの足跡

クリスマス企画
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放課後の風紀委員室。




今日はめずらしく委員会がない日にも関わらず、いつもの自分のパソコンの席に座っている人物が一人。




「うーん……」




パソコンの画面を真剣に見つめながら一哉は一人寂しく風紀委員室でうなっていた。





「………どれにしよう」





早いもので明日はクリスマス。ということは今日はクリスマスイヴであり、委員会がないのもそのためだったりする。





「はぁー…今日が委員会休みでよかった。先輩達がいるときに堂々とパソコンで調べられないしね。」




パソコンを見つめているのが疲れたのか一哉はノビ―っと前に腕を伸ばす。




実は先輩達に内緒でこっそりクリスマスケーキ作ろうと計画していたのだ。



先輩達にはいつもお世話になってるし、ケーキを作ってびっくりさせようと、パソコンでどんなケーキを作ろうか調べてるところなんだけど……。




「どんなのがいいのか決まらないんだよね……。」




うーん…っと一哉がまたうなりだした時、急に風紀委員室の扉が開いた。




誰も来ないと思い、思いっきり油断していた一哉は、開いた扉と入って来た人物に一瞬固まった。





「…………か!!、かかか風間先輩!!!!」





俺はびっくりしすぎて噛んでしまった。





な!!何で風間先輩がここに!!!!











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