グレーテルの足跡
□100万HIT記念SS
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｢やっぱり夏って言ったら海でしょ〜♪｣
｢えー!!長瀬会長、ありきたりですよ!!やっぱ花火かな？｣
｢何言うてんねん、夏ゆーたら祭りやろ!!｣
｢おい。なぜ生徒会で話が盛り上がってんだ。｣
｢すみません清水先輩。ちなみに清水先輩は夏って言うとどこですか？｣
｢そりゃプールだろ。｣
今の風紀委員室はワーワー騒いでてにぎやかだ。
何故か風紀委員室に生徒会が入ってきて、話がもりあがっていて………
それに気分を悪くしていた茜先輩を零次先輩がうまくのせる。
零次先輩……茜先輩をのせるのうまいな。
俺はそう関心しつつ、誠也先輩が淹れてくれたアイスティーを口につける。
｢一哉君は夏っていったらどこ？｣
アイスティーを飲んでいたら隣の誠也先輩が俺を覗き込んできた。
｢夏……ですか……｣
俺は考えながらまた口にアイスティーを持っていく。
夏………夏………
俺はアイスティーを飲みながらボーっと考える。
そう、ほかのメンバーが俺に注目していることなんか気付かずに。
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