小説の部屋
□伝えられぬ想い
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満月の夜。
仲間たちは今日の戦いに疲れて、リーガルでさえぐっすり眠っている。
そんな中一人だけ、月を見ている者がいた。
「………」
「眠らないのかい?」
後ろの声に振り向くと、しいなが立っていた。
「お前もな。人間魔導砲なんて無茶して、疲れてるんじゃねぇの?」
「まぁ…ね」
少しの沈黙があり、ゼロスが月の方を見ようとした時、
「ごめん!」
「はあ!?」
いきなり、しいなが頭を下げてきた。
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