小説の部屋
□恐怖の料理当番
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「腹減った〜。今日の料理当番だれだよ。なぁ、ジ〜ニアス〜」
「はぁ〜。たまには自分で見なよ」
ジーニアスは渋々立ち上がり、今日の料理当番を見る。と、
バタッ
その場に倒れてしまった。
「!、ジーニアス!!」
ロイドが駆け寄ると、ジーニアスはすごいほど青く、ガタガタと震えていた。
「ロ、ロイド。あれ」
ジーニアスが指差す先には、
“リフィル”と書かれた当番表が高々とかけられていた。
「Σせ、先生だって!?」
「呼んだかしら?」
二人が振り返ると、両手に紙袋を抱えたリフィルが立っていた。
「姉さん、それは…」
「あら、もちろん今日の料理の材料よ♪」
満面の笑みを浮かべるリフィルの持っている紙袋の中は、得体の知れない物が、たくさん詰まっていた。
「先生?な、何を作るつもりなんだ?」
「決まってるじゃない。シチューよ♪お腹減ってるでしょう?すぐ作るわね」