暗殺教室

□二択の時間
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【第6話:二択の時間】



………一時間目・数学



「どうしてもこの数字が余ってしまう!そんな割り切れないお悩みを持つあなた!!ピッタリの方法を見つけましたので、皆で一緒に解いてみましょう!」



殺せんせーがいつものように黒板に答えを書いている時に、赤羽との第一ラウンドが始まった。


しかしそれはあっさりと殺せんせー気付かれ、触手で止められてしまった。



「…これが答えになります。あぁ、カルマ君。銃を抜いて撃つまで暇だったので、ネイルアートを入れときました」



赤羽の爪には可愛らしい花とハートがミックスされたネイルが施されていた。

(殺せんせーって本当に器用だよね)



一時間目・数学の勝者 殺せんせー。









………四時間目・技術家庭科



「不破さんの班は出来ましたか?」


「…うーん、どうだろ。何かトゲトゲしてんだよね」


「どれどれ」



スープの味が決まらない不破さんの所に赤羽が近付き、第二ラウンドが始まった。



「へぇ、じゃあ作り直したら?



一回捨ててさ」



そう言うと赤羽は鍋をひっくり返し、皆が驚いた時にナイフで殺せんせーを刺そうとした。


しかし次の瞬間、今度は可愛らしいエプロン姿の赤羽が立っていた。



「エプロンを忘れていますよ、カルマ君」



そして殺せんせーはスープを全部空中でスポイトで吸って、なおかつ砂糖を加えていた。



「あ!!マイルドになっている」


「ヌルフフフ、これでスープは完璧ですね」

(殺せんせーって料理も出来たんだ)



四時間目・技術家庭科の勝者 殺せんせー。





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