novel
□計画的俺の行動
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阿部に土曜日大丈夫か聞こうとしたら阿部はまたなにか考え込んでいる
「阿部っ!またー…」
「…ごめん」
考え込んでいた阿部は俺によって現実に引き戻されたが、目が少し泳いでいた
まったく、なんのこと考えていたのやら
そんなことはほおっておいて俺は本題にはいる
「あのさ」
「何?」
「今度の土曜日さ、うちにこない?親いないんだ、…ね?」
ちょっと意識的に上目使いで誘ってみる、阿部は気づいただろうか?
どうせ阿部のことだから「栄口は無意識にやってるんだろうな」
とか思ってるんだろうなー
俺が普段そういうキャラしてるから
でもね、人は見かけによらないよ
この下心わかってるのかな?と思っていると阿部は行く、と短く返事をした
end